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天空率解説書

天空率の本54頁について

[旧:2006/12/28 16:06]

図3-4敷地内角が90度を越える場合、の解説で、東京都方式の適合建築物の場合、天空率が大きくなり、他の方式の場合は天空率が小さくなり、設計者にとって有利に働くケースが多い、というのは本当でしょうか。

まず、この場合の「天空率が大きい、小さい」というのは単なるパーセンテージの大小であり、計画建築物と適合建築物の天空率の比較で決まる有利不利の根拠にはならないと思いますが、いかがでしょう。

投稿者)JIO谷村


コメント (1)

投稿者:天空の会 | 2007年2月13日 16:54

敷地の内角が90度を越える(鈍角の)場合、隣地越しに道路斜線を扱う(俗にJCBO方式と言われる取扱い)ことで、適合建築物の幅が広がります。
それに伴い計画建築物も計画次第では広がるケースもあるかもしれませんが、前面道路境界の間口以内に計画建築物が収まっている場合は、適合建築物のみ幅が広がります。
幅(範囲)が広がるということは、

天空率が小さくなる=比較元(適合建築物)の天空率が小さくなる

ということで、同じ敷地形状でも取扱いによって計画建築物の大きさ(高さ)に差が出るという意味で”設計者にとって有利に働く”と謳いました。

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