[旧:2005/11/21 13:40]
この度、マンションの1階住戸を世田谷区内に購入した者です(地上9階建て)。
最近、近隣も強盗空き巣など物騒になってきており、防犯上、フェンス等を設置するマンションが多い状況の中で、購入したマンションの購入住戸前の外壁は、敷地外側に高さ1.5m程度、敷地内側に高さ1.7m程度のコンクリート製の壁(外側と内側には1m程度の幅)があり、そこに土が入れられて、まばらな植樹がなされているのみです。
壁を越えて容易に敷地内に侵入できる構造となっているために、防犯上、内側に更にフェンスをつけないのはおかしいのでは?と施工業者ならびに販売業者に質問したところ、天空率の関係でフェンスがつけられないとコメントされました。天空率の規制を受けるフェンスの定義とはどのようなものなのでしょうか?(一部の地域では、採光性と通風性が確保されたフェンスは規制対象外となっておりました。)素人の質問で申し訳ございませんが、ご回答の程、宜しくお願いいたします。
投稿者)ジミー
コメント (5)
[旧:2005/11/21 21:49]
ジミー さん へ
天空率比較に関しては、フェンスと言えど建築物の一部として考えます。
法文にフェンスに関する緩和規定はありません。
>一部の地域では、採光性と通風性が確保されたフェ
>ンスは規制対象外となっておりました。
そうですね、そう言う行政も確かにありますね(^^;
しかし、あくまで法文にはフェンスを緩和して良いとは何処にもありません。
従って、施工業者さんならびに販売業者さんには出来ないと答えるしかないのかもです。
防犯の問題は社会問題として大きなテ-マですね。
建築物の機能として完璧な防犯装置を施すと言う事には、限界がありますね。
逆を考えると、緊急時に消防・救急隊が進入出来ない事になると、又問題です、防犯と人命救助を考えると、相反する状況が想定されます。
もっと、装置やセキュリティ-システムに頼るのではなく、地域や自治会等の人と人の繋がりを前面に出して地域ぐるみ、自治会ぐるみの輪で防犯をどう考える
かが、重要のように思いますが。ご参考まで。
[旧:2005/11/21 21:58]
> 天空率の規制を受けるフェンスの定義とはどのようなものでしょうか?
天空率というよりも、建築物の高さ制限の問題です。
多分、そのマンションは道路高さ制限の「後退緩和」を使っているのだと思います。
この後退緩和を受ける条件に、道路に面した塀の高さは全体で2m以下であることが規定されています。
さらに、2m以下の内訳として、高さ1.2を超える部分は網状などにしなければならない、と規定されています。
以上については、建築基準法施行令第131条の2第3項に規定されています。
したがって、(一部の地域では、採光性と通風性が確保されたフェンスは規制対象外となっておりました。)というのは、回答者の間違いか、勘違いです。
[旧:2005/11/21 22:35]
aki様、鈴木様
丁寧なご回答ありがとうございました。
法律の解釈につきまして、非常によく理解できました。
鈴木様の仰られるとおり、後退緩和の適用を受けているというのが良く分かりました。なので、かなり低い塀になっているのですね。
aki様の仰られるように100%の防犯効果はありえないということは、業者の方も仰られており、私もそうだと思っております。
後はどこまで自分で自分の身を守るための対策を講じるかですね。
しかしながら、如何せん人通りのかなり少ない道でもありますので、マンションの管理組合が出来たら、対応策を協議するように提案してみます(防犯カメラの増設など)。
[旧:2005/11/22 09:37]
ジミーさん、こんにちは
防犯対策には、ちょっとした防犯知識と現場に即した対策が必要です。
例えば、防犯カメラを設置するとしても、誰がモニターを監視するのかという問題があります。
まず、敷地に泥棒が近寄りにくい環境を作ることが重要です。
防犯機器による工夫は次の段階になります。
これらは「防犯環境設計」という考え方としてまとめられています。
区役所にもパンフレットが置いてあるかもしれません。
[旧: 2005/11/22 19:25]
鈴木様
ありがとうございます。
コメントをアップした後、プライベート空間まで写すことになると、マンションの場合、同意は得られにくいなぁ、と考えておりました。
一度、勉強してみます。